今回お届けする記事は将来エンジニアになりたい方向けに、3Dモノづくり業界の現役エンジニアって実際に何をやっていて何が大変なのかなどを詳しく教えて頂きました。

3Dモノづくり業界のエンジニアはどういった業務を行っていますか?

3Dスキャナによる測定、3DCADによるモデル作製、3Dプリンタによる造形、評価装置を使った試験・分析・計測、各種の報告書作成などをおこなっております。

理系出身者が有利と聞いたことがありますが、文系出身でもエンジニアになれますか?

業務で必要となる知識は学生時代には接することのない内容がほとんどですので、文系出身でも問題無くエンジニアになれます。ただし、自ら学ぼうとする姿勢が必須となります。

これを学生時代に取得して損はない資格や免許はありますか?

特にありませんが、顧客との打合せが頻繁にありますので、自動車の普通免許は最低限持っていると良いですね。

未経験でもエンジニアになれるものでしょうか?

初めは全てのメンバーが未経験でしたので問題ありません。

エンジニアになってよかったことを教えて下さい。

顧客と試行錯誤しながら調査を行い、良いアウトプットができた時には一緒になって喜んで感謝していただけることが多く、やりがいのある仕事だと思います。

逆に大変だったことも教えて下さい

社内でも誰もやったことがなく、ネットや文献にも出て来ない内容の依頼事もありますので、それを自ら考えてアウトプットできる形にするのが大変なこともあります。(※それが逆にやりがいでもあります。)

AIが人間がやっている仕事を行うと言われている近い将来、モノづくり業界のエンジニアの立場はどうなると思いますでしょうか?

しばらくはAIで対応できる業務も限られるため、当社が関わっているモノづくり業界のエンジニアの業務がすぐに無くなってしまうことはありません。顧客と密に打合せを行いながら最適解を考えて提案・実行しなければならない業務は、AIでは簡単に代替できないと思われます。

この記事を書いた人

3Dモノづくりラボ編集部

3Dモノづくり業界の最新情報からトレンドや技術者必見の新技術や3Dプリンタや3Dスキャナのレビューなどをエンジニア目線でお届けしております。 『あの3Dプリンタは使いやすい?』『3Dスキャナでおすすめは?』などありましたらお気軽にリクエストください。